家族を救おうとする子ども。
2023/12/14
家族は一人一人が影響しあっています。
1人に歪みが起こると、外の家族にも影響を与えて
潜在意識の中でその歪みを修正しようとしたり、
歪んでいるのを隠そうとします。
そういうことがあったとします。
親は「どうして学校に行きたくないんだろう?」と
子どもを問題として考えることもできますが
子どもは無意識に“問題児”という役割を担い、
夫婦関係を改善させようとしてることもよくあるのです。
夫婦仲を修復をされたい人の中には
子どもが不登校になっていたり、
子どもが病気を抱えられたというお客様も
たくさんいらっしゃいます。
私が夫から「離婚したい」と言われた時もそうです。
別居の5ヶ月前から、
子どもにアトピーのような肌荒れ症状が起きていました。
(調べてみると卵白アレルギーだったのですけど)
それがとっても大変で、いつも自分でなんとかしようという私でしたが
一人では抱えきれないくらいになったんです。
子どもは生後まもなかったのですが無自覚で私と夫以外の、
外部の力を借りて家族を救おうとしていたのかもしれません。
しかし、当時の私はそんな事とは思いもせず
『子供がこんなに“問題”なのだから、夫婦関係がうまくいかないのもそのせい』
と考えていました。
けれど、もし夫婦の問題を消そうとして
『子どもはその問題を助けてくれているんだ』と考えることができたら
子どもの病を責める事はなくなるはずです。
問題を起こす子どもには、いくつかのパターンがあると言われています。
罪悪感を持つ子は
ヒーロー役になって、人の役に立って、光になろうとします。
しかし、どれだけやっても本心ではないので褒美が与えられた感覚にはなりません。
また「自分さえ我慢したらいいんだ」という殉教者役になって
犠牲をしながら家族を救おうとします。病気・事故を起こすのもそう。
問題児・不登校となり、バラバラになった家族をまとめようとするのも罪悪感がある為。
無価値感をもつ子は
マスコットやピエロ役となり、
おどけて見せて家族の空気を穏やかにしようとします。
しかし本心から笑わせるのが好きというわけではないので心が疲れてしまいます。
また、家なき子や孤児のように自分が家族から離れたら家族を救えるんだと思い
気配を消したり迷惑をかけないようにしようとすると言われています。
この役割を1個から2個重ねて持っている場合もありますし、
全部あると言う場合もあります。
これらは子ども自身がが本当にやりたいことではなく
「僕がこれだけするから良くなって!」
と言う無意識の犠牲心なので、だんだんと心が消耗します。
例えば【家なき子・孤児】、
自分の気配を消すことによって家族の負担を消そうとすると書きましたが
具体的には養子になったり、家出をして家族を助けようとします。
家族から距離を取るパターンと考えてみてください。
これらのパターンを使っていた子は
大人になっても同じパターンを使っていく場合があります。
夫婦関係では1人になろうと家を出ていったり、勝手に部屋を借りたりする。
子供の頃、家族を助けたかった思いを
今の人間関係でも使っているんだなぁというのがわかると
そのパターンを止めることができます。
人や自分を責めることが少なくなるはずです。
せっかくここまで読んだあなたも、
『私もそういうパターンを使ってきた可能性があるんじゃないかなぁ』と
考えてみてください。
気づくと変えられます。
あなたの育った家族を救うことにも役立つでしょうし
きっと今の家族を救うことにも役立つでしょう。
あなたのパターンを見据えてみてください。
まとめ
・子どもが問題を起こし夫婦仲を改善しようとしている。
・家族を救うパターンは大人になっても同じ。
・自分もそうしていないか?と自分を見据える。
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