あなたを知ってもらうご利益。
2023/11/09
【自己開示】
という言葉を聞いたことはありますか？
簡単に言うと、自分の感じていること、
体験してきたこと、
思っていることを表現することです。
今日は【自己開示】について
思わぬ発見があったので
それについて書いていこうと思います。
あなたは自己開示をしていますか？
私は長い間、「本音を打ち明ける事などをしたら
鼻で笑われてしまうのではないか」と思っていました。
また自分のことを話すことは「図々しいんじゃないか？」とも思っていました。
これは、大きな勘違いだったと後々に気づくことになるのですが
私は世間で言われる“良い人”を見習って
自分の感じたことや気持ちを出すより教科書に書いてあるように
“正しい事”をすれば良いと思っていたのです。
しかし、誰も私のことを理解してくれないので
次第に怒りを内側に溜め込むようになりました。
夫との修復の時もそうですが
『私を信頼してほしい！』と思うようになり
このサイトやSNS、
家族にも、知り合いに対しても
自分の感じていることを伝えていきました。
人に心を開かず
人を信頼できないまま
人生が終わってしまうのは
悲しい。
私はそう思うようになっていきました。
しかし私は30年間、心を開くなんて
考えてもいなかったので
何を、どうしていったらいいのか
わかりません。
そこでまずは話しやすいカウンセラーに
身の上話を打ち明けました。
メンターや共通の趣味で集まったグループの人に対しても
少しずつ、自分の感じてることを話すようにしていきました。
最初は『こんな話を聞かせて悪いなぁ』
だったり、
『なんて思われるだろう』
『嫌な気持ちにさせてしまうかも』
と、ヒヤヒヤしながらの自己開示でした。
ちなみに、私には【生きやすくなりたい】という
強い目的があったので、これらが嫌な訳ではなく、
このステップに成長を感じて愉しんでいました。
「それはユカポンが素直だからできたんです」
「私は勇気がないのでダメです」
「自分を晒したら嫌われます」
そう思う人もいるかもしれませんが
この世には2:6:2の法則というのがあり
どんな人や意見に対しても
10人いたら
2人はそれが大好きと思い、
6人は普通と思い、
2人は大嫌い、と分かれるのです。
どんな姿、性格の人でも
大好きが２割あれば
大嫌いも２割ある…
だったら、
ありのままの私でいたほうが
肩の力が抜けて楽ではないでしょうか。
私は恐る恐るでしたが、
自分の思っている事や
体験してきたことを
言葉にして伝えました。
すると
否定されるわけではなく、
共感してくれたり、感動してくれたり、
肯定してくれる人たちが現れたのです。
自己開示を嫌がる本当の理由。
そう聞いたとしても
『でも、わたしの場合は違います』
『だって腹がこんなに真っ黒くろすけなんですよ』
と、思う人がいるかもしれません。
しかし、2:6:2の法則は
例え犯罪者でも、ブッダでも、キリストにでも
どんな人にも起こってしまう自然なものなのです。
自分を開示するのを嫌がる人の内面には
実は“どんな自分でも愛されてしまう恐れ”が
隠れています。
『わたしはそれだけの愛を受け取るだけの器ではない』
『だってわたしは人を拒絶してきたから』
『私は人を見下してるんですよ』
そんな私が本当に人から愛されるはずはない、
自分が人にしているように裁かれると
心の奥で思っているからなんですよね。
でもそれは真実ではないですよね。
話を戻すと、
私は自分の本心を人に見せると
人に否定されるものだと思っていたのですが
人を信じて、自分の事を明らかにしてみた結果、
思った以上に受け入れられて、感謝され、
生きるのが劇的に楽になったのです。
それだけではなく、自己開示すると
【応援される】ものなのだと知りました。
応援？それが何か特になるの？と思うかもしれませんが
その力は医学的な効果も実証されてきているので、もう少し読み進めてみてください。
あなたが何かを応援してる時
そのモノについての情報が多ければ多いほど
応援する気持ちが強くなった経験があるのではないでしょうか。
例えば、野球を応援している時
そのチームに仲のいい幼馴染がいるとしたなら
他の野球チームよりも熱がこもって応援しますよね。
そこに幼なじみが毎週、野球の練習をしていたという情報があったら
尚更ではないでしょうか。
あなたの前で幼馴染が「野球が大好きなんだ」と話した時、輝く表情をしていたら
あなたはもっと熱く応援するかもしれませんよね。
神社に行くと絵馬には
「〇〇さんの病気が治りますように」
「息子が〇〇大学に合格しますように」
そう、誰かを祈る言葉が必ず書かれていますが
それはその人の事を深く知っているからです。
だから“祈る”。
あまり知られてないかも知れませんが
アメリカでは結構本気で祈りが病気を治す研究に本腰を入れていて
ハーバード大学やコロンビア大学といった権威ある研究機関が
競って祈りの治療効果の研究に取り組んでいます。
筑波大学名誉教授で遺伝子研究に取り組んでいた村上和雄さんの
「スイッチ」 と言う本によると
アメリカの病院で400人ほどの心臓病患者を調べたところ、
他人から祈りを受けた患者はそうでない患者よりも、
人工呼吸器、抗生物質、人工透析の使用率が低いことがわかったそうです。
遠く離れた場所からの祈りにも同様の効果が認められ、
これらの患者は『自分が他人から祈られていることを知らなかった』と言うのです。
遠隔地からの他人の思いにも医学効果がある。
これが事実なら、思い込み(プラシーボ)効果だけでは説明ができなくなり
祈りや思いの効果を想定しなくてはいけなくなりますよね。
自分のことを知らせるというのは
人から応援されること、
祈られることでもあるのです。
あなたは今困難を感じているかもしれません。
辛い状況の中にいらっしゃる人も、
きっと多いと思います。
そんなあなたを知った人はこう思うでしょう、
“あなたが幸せでありますように。”
あなたの人生に、そんなふうに祈ってくれる人が沢山いたら幸せではないでしょうか？
そしてそのエネルギーが本当にあなたの人生をより良いものにしてくれるのです。
まずは自分が何を感じて、
どんな思いをもっているのか知ることから始めてみましょう。
ポジティブな感情だと
アウトプットしやすいかもしれません。
自分の心の中を人に知らせていく。
話やすいところから、ぜひ始めてみて下さい。
私もここまで読んでくれたあなたの幸せを祈っています。
まとめ
・自己開示すると応援される。
・応援は祈り。情報が多いほど祈られる。
・祈りは病気を治すこともあるエネルギー。
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