《確認してください》新コミュニケーション術「iメッセージ」
伝え方を変えると人間関係が180度、変わるといっても過言ではありません。
『どこかおかしい。』『変だ。』『生きづらい。』
(そう思っても一体何がおかしいのかわからない…)
それはあなたの周りの人が不健全なコミュニケーションを取っていたからかもしれません。
これまで、その中でうんと頑張ってきた自分を褒めて、
今まで学ぶことができなかった
健全なコミュニケーション術を学んでいきましょう。
無自覚で人を傷つける言い方。
「どうして“あなたは”いつも私を困らせるのよ!」
不満がつのった時、
つい、そんな言い方をしたことはありませんか?
自分も使うし、周りの人もそう言っていたかもしれません。
しかし「あの人は」「あなたは」という
相手を主語にした話し方にすると、
相手を責めたり相手のせいにしたり、相手を非難しがちです。
「あなたはいつも遅れてくるよね。」
「あなたはいつも片付けると言って片付けないよね。」
「あなたは一度も手伝ってくれない…」
あなたはいつも…
あなたは…あなたは…
私が不機嫌なのは
/
あ・な・た のせい!!
\
と言う感じで。
たとえば
「あなたはいつも好きなことばかりしているよね」
と、言われたら
『憧れちゃう』と、褒めていたとしても
嫌味や責められてる感じにも受けとめてしまいますよね。
「あなたは〜だよね。」という話し方を
『You Message』(ユーメッセージ)と、呼びますが
Youメッセージを使うと
責任を相手に負わせる為、非難しているように伝わります。
すると、相手はいい気分にはなりませんから
話し合いも避けるし、
あなたから逃げ出すような事をしてしまいます。
けれど本当はあなたも相手も、
相手のことが嫌なのではなくて、
自分の気持ちをよく理解して欲しかったんですよね。
そこで、この主語を“あなた”から“わたし”に変えてみてはどうでしょう。
すると、わたしがどんな感情を伝えようとしてるのか、明らかになります。
それに自分の行動に責任を持つようになれるのです。
例えば、
「あなたはいつも好きなことばかりしているよね」
↓
「わたしはいつも好きな事ばかりしてるあなたみたいになりたい。」と、言う具合に。
受け取る印象が変わりますよね。
“私はこう思う”という話し方をしていると、
自分の言葉や行動に責任を持つ言い方になるので
相手がムッとせず問題解決につながる会話ができるようになります。
言葉に責任を持つiメッセージ。
この“私(i)”を主語にした話し方をiメッセージと呼びます。
自分の経験、自分の感情や思考を相手に伝えていく手法です。
具体的にはこんな風に使います。
「あなたはいつも遅れてくるよね。」
↓
「私は時間ちょうどに来てほしいから困っています」
「(あなたは)いつも約束を守ってくれないよね。」
↓
「私は約束を守ってもらえなくて悲しいです」
「そんな言い方しなくてもいいじゃない!」
↓
「そう言われると、私もつらい。どうしたらいいか二人で考えていこう」
「夫婦危機で相手に否定されるのが怖い…」と言う方にも
iメッセージで伝えるものは
自分の経験、感情、思考です。
だから自信を持って、強く送り続けていいのです。
この伝え方は人間関係を円滑にしていくために
非常に重要なので、是非マスターして欲しい伝え方です。
日常的に使うために、実際に何度も声に出してみましょう。
iメッセージに慣れてみよう。
それではここで、ワークです。
下記の言葉をi messageで言えるように練習してみましょう。
紙とペンを用意して、あなたが思いついた言い方を書いてみましょう。
【work】この文章をiメッセージで肯定的に表現してみましょう。
「あなたはいつも片付けると言って片付けないよね。」
↓
「あなたは一度も手伝ってくれない…」
↓
「こんなことも出来ないの?」
↓
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
いかがでしたか?
「ちょっと難しい」と感じる人や
「簡単に出来た」
「ごめん!まだやっていない」人など、様々だと思います。
最初は意識的に言葉の始まりを「私は〜」と決めて会話をしてみてください。
最初はぎこちなくてもいくつも文章を作ってみたり、
いいなと思うiメッセージの表現をメモしておくなどしていると
3ヶ月もすると自然なiMessageの話し方が身に付きますよ。
そもそも
「あなたは…」と言う人は、
他人に意識が向いています。
相手をコントロールしようとしていますが
「私は〇〇について、こう思っている」
と言える人は意識が自分に向いており
意識や感情を客観的に考えられています。
「私はこう思う。」
「わたしはこうしてくれたら嬉しい」
そんな伝え方が出来る様になると
自分への理解が深まっている証拠でもあります。
人生の中で相手への要望が0になるわけではありませんが、
相手を必死でコントロールしようというのは無くなります。
iメッセージをつかうと、相手を傷つけることも、
あなたが誤解されることもないはずです。
『私は…』から始まるiメッセージを使って、
あなたの中でどんなことが起こっているのか
あなたから相手に伝えていきましょう。
まとめ
・iメッセージは自分の言葉や行動に責任を持つ伝え方。
・「あなた」から「わたし」に主語を変えてみる。
・ぎこちなくなるまで日常的に使うのが大事。