あなたは、そんなもんじゃない！
2022/02/10
努力しているのに報われない。
自分のことを正しく評価されていない気がする。
他人に小馬鹿にされ続けている。
夫婦の離婚危機以外のところでも
そんな心の機微を感じる人がいるのではないでしょうか？
私の知人が「私はよく、人から”あなたのこと嫌い”と言われる」と言っていました。
確かに、嫌なことをされるわけではないのですが、
その子のSNSは『なんか”嫌”な感じ』がしました。
私はそういう負の感覚から、
自分の今までの価値観を超える”発見と成長”があると思っているので
『私は彼女の何が嫌なんだろう』とウンと考えました。
すると！
彼女が出している”承認欲求”に対して
嫌な感じがしたんですよね。
『承認欲求』とは他者から自分が価値がある人だと思われて、
「認められたい！！」と思う欲求です。
誰しもあると思うのですが、
彼女の発するものに強く現れていて
周りからすると圧に感じるのだと思います。
（周りの人はその圧を言語化できなかった）
「彼女はどうしてそんなに認められたいんだろ？」
と掘り下げると
『認められていないと感じるから』
だと思います。
つまり
『自分で自分の価値が認められない』
…
彼女自身は表面の価値を求めているので
きっと今はそこに気が付きません。
『周りの人が私にひがんでいる』
『自由な私を羨んでいるんだわ』
そう捉えていました。
その彼女が私の世界に登場し、
”気になった”私にも、
そこを見直すタイミングなんじゃないかと思いました。
承認欲求をアピールしている人を
『私はそんなことしませんけど』と
精神的マウントを取るのもサルの喧嘩のようですし
モヤモヤする自分の感情を
どう納得させたらよいかと思っていたとき
ユカポンのだいっすきな本、
『アミ小さな宇宙人』の
あるセリフが解決してくれました。
「アミ小さな宇宙人」とはエンリケ・バリオス氏の小説で
１９８６年チリで出版され、ベストセラーとなり
１１ヶ国語に翻訳されて世界中で読まれています。
〜あらすじ〜
主人公の少年ペドゥリートが祖母とのバカンス中、宇宙人アミ（アミーゴ＝友人の意味）に出会い
アミはペドゥリートをUFOに同乗させ、地球上を飛ぶ間、
本来の人間の生き方を彼に教える。そして、月やオフィル星へと連れて行く。
ペドゥリートが友達になった異星人との会話の中で
『こらしめられている』と感じたとき、
宇宙人アミから言われた言葉があります。
『ペドゥリート、いいかい。
きみは、本来のきみの水準以下で行動しているんだよ。
小さな子供が食事の時に服をよごしても
誰もそれを本気になって叱ったりしないだろう。
それはその子供の水準による行動だからね。
でも、もし大人がおなじことをしたら、
きっと周囲のひとから とがめられるだろう。
だってそれは彼の水準に見合った行動じゃないからね。
ほんとうの自分に見合った行動をしていないんだ。
自分のあるべき水準で行動していないんだよ。
だから、なにかしたり考えたりするたびに、
こらしめを受けて苦しむことになるんだよ。
反対にきみがあるがままの自分じしんの
よい部分に従って行動すれば、
きみの人生はいつも天国そのものになるよ。』
これを読んで、
私が彼女に”なんか嫌な感じ”を抱いたのは
「彼女がその水準でない」と感じているからだ！
と気がついたのです。
『”認められよう”としなくても、
ただ、自分のやっていることを出していけば
彼女のしていること、やりたいことが伝わるし
というか、あなたが頑張り屋さんで、素敵な人だっていうのは
もう知っているし、認めているよ。』
そう思ったんですよね〜。
『あなた、本当は誰に認められたいの？』
と、
質問まで頭をよぎって来ます！！(> <)クゥ〜
話を戻すと、
私たちが他人の言動に
”なんか嫌な感じ”を抱いたとき
心の深いところで
『あの人らしくない動き方をしている』
と、知っているからじゃないかと思うのです。
もちろん負の感情には
いろんなケースがあると思うのですが、
自分の成長の引っかかりとして人生に現れているはずなので
「嫌なやつ！」で終わらせずに
ちょっと手を伸ばして考えてみると
他の悩みまでスルスル解決して
運命が変わる事につながるかもしれません。
まとめ
・人から咎められた時、ほんとうの自分に見合った行動をしていない。
・自分のあるべき水準で行動していないと懲らしめを受けて苦しむ。
・反対にあなたがあるがままの自分自身の、よい部分に従って行動すれば、
あなたの人生はいつも天国そのものになるよ。
