アダルトチルドレンの恋愛
「離婚して欲しい」と言われる側のほとんどがアダルトチルドレンです。
アダルトチルドレン（AC)は恋愛に依存したり、恋人に執着しやすくなります。
なぜなら見捨てられる恐怖があるからです。
その元になるのは
『親から見捨てられた恐怖』があるからです。
そんなこと言っても、
「いやいや、親から愛されているし」
「優しい親だったからそんなはずない」
「今はわだかまりなんてないよ」
と考えるかもしれません。
そう考えるのには理由があります。
あなたの満たされない子供の心（インナーチャイルド）が心のハンドルを握っていて、思い出をなかったことにしているのです。
だから自分ではそんな心を抱えていることを実感できないです。
しかし心の中には見捨てられたと感じた心がちゃんと残っています。
インナーチャイルドはいつも
『誰からも見捨てられるんではないか』と恐怖してます。
この恐怖から逃れるために執着をしてしまうのです。
もう見捨てられたくない、 あの恐怖を味わいたくない！と思って執着をするのです。
アダルトチルドレンの恋愛
アダルトチルドレンは親の代わりを見つけただけの恋愛になりやすいです。
結婚相手に関しても同様です。
親代わりだから見捨てられては生きていけないと思う程の恐怖があります。
インナーチャイルドは 恐怖から逃れるために必死に繋ぎとめようとします。
つなぎとめるために色んな手段を講じますが、それはかつて親や他人に使った手段。
繫ぎ止めるためのコントロールや支配だったりします。
その手段は育ってきた環境によりますが、
親の態度の真似になる傾向があります。
例えば 人を怒鳴ることで行動をコントロールしていた親がいたら
子供もそのように人をコントロールします。
泣いて駄々をこねてコントロールできたなら
大人になっても同じように人をコントロールし、支配をします。
これらは怒りか自己否定感からくるものです。
ACは怒りを蓄積しやすいのです。
そのほとんどは親への怒りですが、なかなかそれに気がつくことはできません。
過剰な怒りは相手を傷つけたり、支配したり、 コントロールするために使われますが
同時に自分も傷つけています。
『こんなことをしてしまってダメな自分…』と 自己否定が高まってしまうのです。
そして、
「自分がこんなに『怒り』を持っているけど受け入れてくれますか？」
とインナーチャイルドが『試し』ている場合があります。
そこで得られたのは偽りの愛ですが
それでも愛が欲しいというインナーチャイルドの心に
覆い尽くされてしまいます。
アダルトチルドレンは否定される恐怖は当然持っているものです。
親に愛されて受け入れられて居なかったから当然。
「否定される恐怖」は「認めて欲しい欲求」から出てきます。
アダルトチルドレンは『病気』ではありません。
認めて欲しい欲求が強くなっている『状態』です。
親からの否定や、夫や友人、仕事仲間からの否定は
絶望的になり全否定されたように感じるでしょう、
誰からの否定も全否定だと受け取る傾向があるからです。
それはインナーチャイルドがそう受け取っているからです。
そして否定される恐怖は
自分を正直に表現することも危険だと学んでいます。
だから本音に仮面を被らせ「良い子」でいようとします。
自分で自分を癒す。
インナーチャイルドは１つ否定されたとしても本人は全否定されたと思い
嘆き、悲しみ、諦め、反省、反発など色んな態度を選択します。
その心の奥を見てあげると
「愛が欲しい」なのです。
色んな手段を出しますが「愛が欲しい」なのです。
その愛は誰が持っていると思いますか？
それは、あなた自身なのです。
自分に愛が注がれるようになると
インナーチャイルドは癒されていきます。
愛がもらえなくなる怒りや恐怖がなくなります。
否定＝全否定の感覚もなくなっていきます。
アダルトチルドレンは恐怖から逃げることに必死で
早く結果を出そうと焦りますが、
そこは急がず、ゆっくりと変わっていきましょう。
