修復中、夫と顔を合わせたら何を話す？
2017/07/15
離婚問題を抱えている夫婦の事情や背景というのは、夫婦によって様々です。
似た様なケースはあるかも知れませんが、
全く同じという状況はありません。
したがって、具体的な対策の方法も
カップルによって、出来る事と出来ない事というのが存在するはずです。
例えば、夫婦二人ともがフルタイムでの仕事をしていて、
平日は就寝・起床の時間も違う、
休日が取れる曜日も違うという状況。
コミュニケーションを取るという時間すら取れずに、すれ違うのも無理はありません。
むしろ、この様な状況を余儀なくされている夫婦こそ、より強固な信頼関係とパートナーへの相互の思いやりというのが必要です。
また、このようなスタイルでの生活をしている場合、負担が大きいのがほとんどのケース
で女性側です。
お仕事に加え、家事、場合によっては育児もこなすというのは大変なことです。
「いつも苦労をかけているなぁ~。」とか「疲れているだろう。」という、女性の状況を理解してくれている夫でも、
『俺のことで更なる負担をかけるのであれば、少しでも休んで欲しい』という女性にとっては「間違った気遣い」が発生してしまうことで、夫婦のコミュニケーションから遠ざかってしまうという場合もあるのです。
もちろん、この様な生活スタイルは
カンタンに変えられないと誰もが思うでしょう。
生活をされるため、それぞれの仕事に対する思いがあるために選択した行動ですので、
この状況を変えるためには非常に大きな決断が必要になります。
場合によっては様々な不利益な状況になってしまう恐れまであります。
「だからコミュニケーションを取る事は無理。出来ない。」
と考えるのは少し違います。
信頼関係や相互理解というのは
コミュニケーションの蓄積で生まれてきます。
蓄積を行うには、継続したコミュニケーションが必要です。
つまり、信頼関係や相互理解を行うためには、コミュニケーションの大小ではなく、
「継続」という事が大切なのです。
コミュニケーションを取る時間が事情でどうしても少ないと感じている場合
毎日顔を合わす努力をするとか、
無理をしてでも二人の時間を作ろうと考えれば「出来ない」と考えてしまい行動ができなくなります。
しかし、少し空いた時間にメールを送信しておいたり、(もちろん、返事はヒマな時でO
Kなどの文言を入れておけばよいでしょう。)「今日もお疲れ様。」という短い言葉でも、
直筆のメモを残しておくなどは、ちょっとした短い時間でも行えるコミュニケーションで
す。
「あまり無理しないでね。」などと、栄養ドリンクを渡すなどでもいいでしょう。
顔を突き合わせ、長時間会話をするだけがコミュニケーションではありません。
このような、「相手に心を配る」という事もコミュニケーションなのです。
どんなに忙しく時間が合わなかったとしても、少しずつ「蓄積」は、普段から行えるのです。
もちろん、それが直接の問題の解決につながる事は少ないかも知れません。
しかし、いざ会話を持った時にその効果が大いに発揮されるのです。
また、顔を合わす時間はあるけども、会話が長く続かないというようなケースも、
多くの夫婦間で起こっている状況です。
頑張って会話をしようとするけども、何を話せば良いのかも分からなくなってしまった。
などという声をお聞きすることもあります。
そういった時にオススメなのが
「近況報告」です。
そもそも会話なんて何でもいいのです。
穏やかに会話をすることが出来れば良いのです。
パートナーの興味をひこうとあれやこれやと話題を考える必要も無ければ、なんだったら
政治の話でも財テクの話でもいいのです。
夫が聞いていても・いなくても、さほど大きな問題にならない近況報告であれば、自分の事を話すだけですのでいつでも会話をすることができます。
この時、できるだけ
「あなたに関わる話」をするのがベターです。
近況報告として、もしお子様がいらっしゃるのであれば、「子どもの話」をされるケース
が多いと思いますが、これは「母親」と「父親」という立場での会話になりやすくなるた
め、仮に、お子様のお話がある場合でも、ついでにご自身の近況報告もお話しておくよう
にしておいてください。
そして必ず、
「あなたはどうなの?」と、
ご主人の近況報告も聞くようにします。
このようにすることで、
「あなたを気にかけている」という事が伝わります。
万が一、やましい事などがあれば、何かしらの変化が見られることがありますので、対応が早くなります。
ただ、「あなたは最近どう?」などと話しかけても、「別に。何もないよ。」という類の
返答がほとんどだと思います。
何もないのであればそれ以上踏み込むことはせず、
「そうなんだ。よかったね。」と、
会話を終わらせたり、女性側の別の近況報告などをして会話を継続しても良いでしょう。
これまでにこの様な「近況報告」を聞くことがなかったのに、突然、自分の状況を聞いてくることに敏感なご主人
(多くの場合は何かある場合が多いでしょう
が・・・。)
は、「何だよ急に。」などと構える姿勢・態度を見せることもあります。
そういった場合も、深く追求することなく、
「最近あなた疲れた顔してたから、大変なんだろうなぁって思っただけよ。」とか、
「あなたの事が心配なのよ。」などと、
パートナーの身体や体調を気遣っているからだという理由を述べておけば、
不穏な空気になることもなく、
無事に会話を済ませることができます。
決して、
「何よ! 聞かれちゃまずい事でもあるの?」
などという様な、喧嘩腰にならない様にだけはしてください！
このように、出来ないという事を探してしまい歩みを止めるのではなく、
限られた条件の中でも「出来ること」を探すという意識を持って下さい。
また、
「こんな事を言っても、反応などない。」
という予測をして、
アクションを起こさないということも、
出来ない事を探しているのと同じことです。
反応が無いと予測できるのであれば、
どの様にすれば反応があるのか?
予測できる反応通りだったのであれば、
どの様にすれば良いのか?
このように、行動をする事をやめるのではなく、行動した先の行動を決めておけば、
がっかりとする必要もありませんし、焦ることもありません。
むしろ、予想通りの行動や発言だったのであれば、それだけ夫の事を理解しているという事になります。
それは今後の夫婦の会話においても
大変有利に働きますので、
「こんな事を言っても無駄だろう。」
と思うことでも、発言・行動は行うようにしてみてください。
その中から具体的で効果的な対策が
浮かんでくるはずです。
まとめ
- 出来ない事より、出来る事を考える。
- 『アクションを起こさない』はできないこと探しと一緒。
PS：私の元にはセックスレスからの離婚相談がかなり多くなってます。
（不妊治療からセックスレスに…とか）
男女関係で重要視しないといけないのは実はセックスの中身、満足度です。
女性として、体を求められなくなるのは自己否定にもつながったり
ヒステリックになる原因とも言われています。
セックスレスやセックスに自信がない方はぜひこちらを読んで下さいね。